テレワークにによりぎっくり腰を発症させてしまう方が増えています。
日常でよく耳にする 『ぎっくり腰』
その多くが椎間板(ついかんばん)という組織を傷めているという事実、あなたは知っていましたか?
筋肉が原因で起きる腰痛もありますが、急激に起きる痛みの原因は圧倒的に椎間板を傷めていることが多いのです。
骨と骨の間には椎間板という柔らかい組織が存在します。
この椎間板があるからこそ、私たちは背骨を自由に動かせるんですね。
ただし、この椎間板は強い負荷を受けると裂けやすく、
中にある髄核(ずいかく)というゼリー状の組織が飛び出てしまうことがあります。
これがよく聞く 『椎間板ヘルニア』 です。
それでは、次に椎間板を痛めないための重要なポイントをお伝えいたしましょう。
椎間板を痛めないポイント! それはズバリ 『腰を曲げないこと‼』です。
『おいおい、そんなこと誰でもわかってるよ!』 なんて、つっこみが入りそうですが・・・
しかし、当たり前であっても、これがとにかく重要なポイントなんです。
椎間板の内部圧力は腰を曲げたり反らしたりするとわずかに移動します。
過度に腰を曲げると、椎間板が内圧に耐えきれず裂けてしまう・・・
これがぎっくり腰の原因です。
だから、前屈した時に 『ぎっくり腰』 って多いですよね?
とくに、腰を曲げた状態での回旋動作がいちばん椎間板に負担がかかるので、
ぎっくり腰になった人は 『腰を曲げて荷物を移動した時にやっちゃったんだよ~』
なんて言ってません?
つまりそういうことなんです。
普段から腰をまっすぐにすることを意識しましょう。
これが腰痛予防にとって何より重要なことです。
しゃがむ時は必ず膝をつく。
デスクワークでも、ペンを拾う時でも、極力腰を曲げないように意識する。
たったこれだけで 『ぎっくり腰』 は予防できるのですよ。
ちなみに、腰は回らないって知っていましたか?
腰の関節は垂直方向に並んでいるので回る機能を持ってないのです。
実際回しているのは股関節!
だから、「もっと腰を回せ!」 は 「もっと股関節を回せ!」 これが正解なんです。